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投資対象と基本用語 記事一覧

初心者向け投資用語100選

投資を始めたいけど、「カタカナや専門用語が多くてちょっと難しそう…」と思っていませんか? そんなときは、まず“言葉の壁”をやさしく取り払うことから始めましょう。

この用語集では、投資の基礎をギュッと詰め込んだ100の用語を、できるだけわかりやすくまとめました。 読み終えるころには、ニュースや本に出てくる投資用語がスッと頭に入ってくるはずです。

それでは、一緒にチェックしていきましょう ✅

基本の投資概念(15語)

  1. 投資
     お金を使って株や債券などを買い、将来お金が増えることを期待すること。
     例:会社の株を買って、値上がりや配当で利益を得る。
  2. リスク
     変動幅のこと。思った通りにならない可能性。値段が上がることもあれば下がることもある。
     例:株価が急に下がって損をするかもしれない。
  3. リターン
     投資で得られる利益。
     例:株を売って儲かったお金や、もらった配当金。
  4. 複利効果
     増えた利益をさらに投資して、利益が雪だるま式に増えていくこと。
     例:利息がついたお金にまた利息がつく。
  5. 分散投資
     一つに集中せず、いろいろな種類に分けて投資してリスクを減らす方法。
     例:株だけでなく、債券や金にも少しずつ投資する。
  6. アセットアロケーション
     資産をどの割合で持つかの計画。
     例:株50%、債券30%、現金20%など。
  7. 長期投資
     数年〜数十年かけてじっくり資産を増やす方法。
     例:老後資金のために20年間積み立てる。
  8. 積立投資
     毎月など、決まったタイミングで一定額をコツコツ投資する方法。
     例:毎月1万円を投資信託に入れる。
  9. 流動性
     持っている資産を現金に変えやすいかどうか。
     例:株はすぐ売れるが、不動産は売るのに時間がかかる。
  10. 投資タイミング
     買う・売るの時期を見極めること。
     例:株価が下がったときに買う、上がったときに売る。
  11. インカムゲイン
     持っている間にもらえるお金。
     例:株の配当金や債券の利息。
  12. キャピタルゲイン
     買ったときより高く売って得られる利益。
     例:100円で買った株を150円で売って50円儲かる。
  13. 元本
     最初に投資したお金。
     例:株を買うために用意した100万円。
  14. 元本割れ
     投資したお金が減ってしまうこと。
     例:100万円で買った株が80万円に下がる。
  15. レバレッジ
     自分の資金以上の取引をすること。
     例:手元に10万円しかなくても、30万円分の取引をする。

株式投資関連(20語)

  1. 株式
     会社の「持ち分」を小さく分けたもの。持っているとその会社の一部を所有していることになる。
  2. 銘柄
     投資対象の名前。株なら企業名、投資信託ならファンド名。
  3. 証券取引所
     株や債券を売ったり買ったりするための市場。東京証券取引所などがある。
  4. 株価
     株1株あたりの値段。毎日変動する。
  5. 配当金
     会社が出した利益の一部を株主に分けるお金。
  6. PER(株価収益率)
     株価が、その会社の1年分の利益の何倍になっているかを示す数字。割安か割高かの目安になる。
  7. PBR(株価純資産倍率)
     株価が、その会社の持っている純資産の何倍かを示す数字。
  8. 株主優待
     株を持っている人に企業が贈る特典や商品券など。
  9. 信用取引
     証券会社からお金や株を借りて、自分の資金以上の取引をする方法。
  10. IPO
     会社が初めて株を市場に出して、一般の人が買えるようにすること。
  11. 損切り
     損失が出ている株を、これ以上損が広がらないように売ること。
  12. 約定
     株の売買が成立すること。
  13. 板情報
     今どのくらいの値段で、どれだけの株が売りたい・買いたいと出ているかを示す画面。
  14. ストップ高
     1日の株価上昇幅の上限まで値上がりした状態。
  15. ストップ安
     1日の株価下落幅の下限まで値下がりした状態。
  16. 日経平均株価
     日本を代表する225社の株価を平均した指数。日本の株式市場の動きを表す。
  17. TOPIX
     東京証券取引所に上場している全銘柄を対象にした株価指数。
  18. グロース株
     これから大きく成長すると期待される企業の株。
  19. バリュー株
     企業価値に比べて株価が割安とされる株。
  20. 配当利回り
     株価に対して、年間でもらえる配当金の割合。

投資信託・ETF関連(15語)

  1. 投資信託
     多くの人から集めたお金をまとめて、専門家が株や債券などに分けて運用する商品。
     例:みんなでお金を出し合って、大きな畑を作り、プロの農家に育ててもらうイメージ。
  2. 基準価額
     投資信託1万口あたりの値段であることが多い。毎日変わる。
  3. アクティブ運用
     市場の平均よりも高い成果を狙って、積極的に銘柄を選んで運用する方法。
  4. パッシブ運用
     市場の平均と同じ動きを目指す運用方法。
  5. ETF(上場投資信託)
     証券取引所で株のように売買できる投資信託。
     例:スーパーでいつでも買えるパック詰めの野菜セット。
  6. 分配金
     投資信託の運用で得た利益の一部を、持っている人に分けるお金。
     例:共同で育てた畑の収穫を分け合うようなもの。
  7. 信託報酬
     投資信託を運用してもらうために支払う管理費用。
     例:畑を管理してくれる農家さんへのお礼。
  8. ノーロード
     購入時の手数料がかからない投資信託。
  9. トータルリターン
     値上がり益や分配金など、すべてを合わせた最終的な利益。
     例:旅行の満足度を、観光・食事・宿泊すべて込みで評価するようなもの。
  10. インデックスファンド
     日経平均やS&P500などの指数と同じ動きを目指す投資信託。
  11. ファンドマネージャー
     投資信託の運用を担当するプロ。
  12. リバランス
     資産の配分が崩れたときに、元の割合に戻すこと。
     例:料理の味見をして塩加減を調整するようなもの。
  13. セクター投資
     特定の業種や分野に絞って投資する方法。
     例:野菜の中でもトマトだけを育てる農家に頼るようなもの。
  14. 外国籍ファンド
     海外で作られた投資信託。
  15. 為替ヘッジ
     外国の資産に投資するとき、為替の変動による損失を減らす仕組み。
     例:海外旅行で円高・円安の影響を受けないように、事前に外貨を固定しておくこと。

テクニカル分析用語(15語)

  1. チャート
     株価や為替などの値動きをグラフにしたもの。
     例:体温の変化を折れ線グラフで見るような感じ。
  2. トレンド
     相場の全体的な流れや方向性。
  3. サポートライン
     価格が下がっても止まりやすい水準。
  4. レジスタンスライン
     価格が上がっても止まりやすい水準。
  5. 移動平均線
     過去の一定期間の平均価格を線でつないだもの。
  6. RSI(相対力指数)
     買われすぎ・売られすぎを数値で表す指標。
  7. MACD
     トレンドの勢いや転換点を見つけるための指標。
  8. ボリンジャーバンド
     価格の変動範囲を帯状に示したもの。
  9. ダブルトップ
     価格が2回高値をつけたあと下がる形。
  10. ダブルボトム
     価格が2回安値をつけたあと上がる形。
  11. ヘッドアンドショルダー
     真ん中が高く、左右が低い山の形。トレンド転換のサインとされる。
     例:人の肩と頭のシルエットのような形。
  12. フィボナッチ・リトレースメント
     価格の押し戻しや反発の目安を、特定の比率で示す分析方法。
  13. 出来高
     一定期間に売買された株や商品の量。
  14. ゴールデンクロス
     短期の平均線が長期の平均線を上抜ける現象。上昇のサインとされる。
  15. デッドクロス
     短期の平均線が長期の平均線を下抜ける現象。下落のサインとされる。

税制優遇制度(10語)

  1. NISA(少額投資非課税制度)
     一定額までの投資の範囲には利益に税金がかからない制度。
  2. NISA(積立投資枠)
     毎月コツコツ積み立てる長期投資向けの非課税枠。
  3. NISA(成長投資枠)
     株やETFなど幅広い商品に投資できる非課税枠。
  4. iDeCo(個人型確定拠出年金)
     自分で積み立てて運用する年金制度。掛金は全額所得控除になる。
     例:将来のために貯金箱に入れたお金が、税金面でもお得になる仕組み。
  5. 確定拠出年金
     毎月決まった額を積み立て、自分で運用先を選ぶ年金制度。
     例:自分専用の年金口座を持ち、その中でお金を育てるイメージ。
  6. 非課税期間
     投資利益に税金がかからない期間。
  7. 投資可能額
     制度で決められた年間の投資上限額。
  8. ロールオーバー
     非課税期間が終わる資産を、翌年の非課税枠に移すこと。
     例:使い切れなかった無料券を翌年分に持ち越すようなもの。
  9. 運用管理手数料
     投資口座を維持・管理するための費用。
  10. 所得控除
     課税対象となる所得を減らす制度。

その他重要用語(25語)

  1. 為替
     異なる国のお金を交換すること。
     例:日本円をドルに両替する。
  2. 為替レート
     通貨同士の交換比率。
     例:1ドル=150円のような数字。
  3. インフレーション
     物価が全体的に上がること。
     例:同じパンが去年より高くなる。
  4. デフレーション
     物価が全体的に下がること。
     例:同じパンが去年より安くなる。
  5. コモディティ
     金・原油・小麦など、世界中で取引される商品のこと。
  6. 金利
     お金を借りたときや預けたときに発生する利息の割合。
     例:銀行に預けたらもらえる利息や、借金で払う利息。
  7. 政策金利
     国の中央銀行が決める基準となる金利。
  8. ベンチマーク
     運用成績を比べるための基準。
  9. リスクプレミアム
     リスクを取ることで得られる上乗せの利益。
  10. ヘッジ
     損失を減らすための取引。
  11. 空売り
     株を借りて先に売り、後で買い戻す取引。
     例:友達から借りたゲームを高く売って、安くなったら買い戻す。
  12. ロングポジション
     資産を買って持っている状態。
     例:株を買って値上がりを待つ。
  13. ショートポジション
     資産を売って持っている状態。
     例:空売りをして値下がりを待つ。
  14. マーケットメイク
     売り手と買い手の間に入り、取引をスムーズにする行為。
  15. スプレッド
     売値と買値の差。
     例:八百屋の仕入れ値と販売価格の差。
  16. 約定日
     売買が成立した日。
     例:ネット通販で注文が確定した日。
  17. 受渡日
     お金や商品が実際にやり取りされる日。
     例:通販で商品が届く日。
  18. ポートフォリオ
     持っている資産の組み合わせ。
     例:お弁当の中身のバランス(ご飯・おかず・デザート)。
  19. リスク許容度
     どれくらいの損失まで耐えられるかの度合い。
  20. マクロ経済
     国や世界全体の経済の動き。
  21. ミクロ経済
     企業や家庭など、小さな単位の経済活動。
  22. 景気循環
     景気が良くなったり悪くなったりを繰り返すこと。
  23. バブル
     資産価格が実力以上に高くなっている状態。
     例:風船が膨らみすぎて、いつ割れてもおかしくない状態。
  24. 暴落(クラッシュ)
     価格が短期間で急激に下がること。
  25. ボラティリティ
     価格の変動の大きさ。

まとめ

いかがでしたでしょうか😀

用語の意味がわかると、投資の世界ってぐっと身近に感じられますよね。 この用語集が、あなたの資産づくりの旅をそっと支える心強いパートナーになれたら嬉しいです。

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