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ウェルスナビを投資信託で再現|米国株ETF編

2025年10月15日

ほっし
ほっし

今回からは、ウェルスナビのETFに対応する投資信託があるか検索していきます!!まずは米国株ETFです😄

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分類ETFベンチマーク
米国株VTI(全米株式ETF)
【信託報酬】約0.03%
CRSP US Total Stock Market TR
日欧株VEA(米国を除いた先進国株式ETF)
【信託報酬】約0.05%
FTSE Developed All Cap Ex US Net Tax (US RIC) TR
新興国株VWO(新興国株式ETF)
【信託報酬】約0.08%
FTSE EM All Cap China A Inc NT (US RIC) TR
債券AGG(米国総合債券ETF)
【信託報酬】0.03%
Bloomberg U.S. Aggregate Bond TR
IAU(金ETF)
【信託報酬】0.25%
LBMA金価格
不動産IYR(米国不動産ETF)
【信託報酬】0.41%
Dow Jones US Real Estate Capped TR IX
信託報酬:約 0.071%

VTI(Vanguard Total Stock Market ETF)は、アメリカの資産運用会社バンガード社が提供するETFで、米国株式市場のほぼ全体に投資できるのが特徴

VTIのポイント

  • 連動する指数:CRSP US Total Market Index(米国株式市場の約4,000銘柄をカバー)
  • 構成銘柄:Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIAなどの大型株から小型株まで幅広く含まれる
  • 経費率:0.03%と超低コスト
  • 分配金:年4回、配当利回りは約1.1%前後
  • メリット
    • 米国市場全体に分散投資できる
    • 長期投資に向いている
    • NISAでも購入可能
  • デメリット
    • 米国市場に集中するリスク
    • 為替リスクや税務手続きの手間がある

2025年10月現在のVTIは1株あたり325ドルのため、「1ドル=150円」とすると購入価格は 48,750円

ほっし
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その他の代表的な米国株ETFにはVOOやQQQなどがあります!オリジナリティを出す際に使用しても良いかもしれませんね。

その他のETF比較

ティッカー経費率主な特徴メリットデメリット
VOO0.03%S&P500に連動超低コスト・米国大型株に広く分散グロース株比率高めで配当は控えめ
QQQ0.20%NASDAQ100に連動ハイテク株中心で成長性◎経費率やや高め・景気後退に弱い
VYM0.06%高配当株中心安定配当・広く分散成長性は控えめ・一部セクター偏重
VIG0.06%10年以上増配企業増配実績重視・安定性◎利回りはやや低め・グロース少なめ
SCHD0.06%高配当+財務健全性重視利回り約4%・増配率高・低コスト米国集中・セクター偏重・為替リスク

2025年10月現在(1ドル=150円換算)
VOO:約608ドル 購入価格は 91,200円
QQQ:約598ドル 購入価格は 89,700円
VYM:約140ドル 購入価格は 21,000円
VIG:約216ドル 購入価格は 32,400円
SCHD:約27ドル 購入価格は 4,050円

どれもまとまったお金が必要ね…
やっぱり少額だと投資信託がいいのかしら?

ひかり
ひかり
ほっし
ほっし

そうですね!
そう言うと思って、VTIの代わりになる投資信託の候補を調べてみました!

VTI(全米株式ETF)の代替候補

楽天・全米株式インデックス・ファンドSBI・V・全米株式インデックス・ファンドMy SMT ラッセル3000全米株式インデックス(ノーロード)eMAXIS Slim 全米株式
信託報酬0.162%程度0.0938%程度0.0858%0.08140%以内
純資産2,154,314百万円363,688百万円68百万円20,424百万円
買付手数料なしなしなしなし
設定日2017/09/292021/06/292025/07/312023/09/15
ベンチマークCRSP US Total Market IndexCRSP US Total Market IndexRussell3000®IndexMSCI USA IMI
NISA(積立)
NISA(成長)
SBI証券
松井証券

2025年10月現在

VTIに近い投資信託はどれ?

米国株式市場全体に投資できるETF「VTI」に近い国内投資信託といえば、まずは楽天・全米株式インデックス・ファンドが挙げられます。 信託報酬はやや高めですが、純資産が大きく、安定した運用が期待できる点が魅力です。

そして、SBI・V・全米株式インデックス・ファンド。 こちらは楽天ファンドよりも信託報酬が低く、純資産も十分な水準に達していて、低コストで全米株式に投資したい人におすすめです。実質的にVTIに投資しているため、こちらを選択すればOKだと思います!

どちらのファンドも新NISAの積立枠で購入可能なのも嬉しいポイントですね!

さらに、信託報酬最安を誇るのがeMAXIS Slim 全米株式。 さすが「低コストシリーズ」として人気のeMAXIS Slim、コスト重視派にはぴったりです。こちらはベンチマークが異なりますね。

ベンチマーク(CRSPとMSCI)の違いは?

どちらも米国株式市場全体をカバーするベンチマークですが、細かな違いがあります。

  • CRSP US Total Market Indexは、VTIのベンチマークで、約4,000銘柄以上を含み、米国市場の約99%の時価総額をカバー。 シカゴ大学のCRSPが提供していて、流動性や投資可能性を重視した設計が特徴です。
  • 一方、MSCI USA IMIは、eMAXIS Slim 全米株式のベンチマークで、約2,200銘柄を対象に、同じく米国市場の約99%の時価総額をカバー。 MSCIが提供していて、GICS分類に基づいたセクター構成が特徴です。

どちらも大型・中型・小型株を含む時価総額加重型インデックスで、パフォーマンスはほぼ同等とされています😁

その他の米国株ETFに対応する投資信託

米国ETF投資信託信託報酬
VOO(S&P500)SBI・V・S&P500インデックス・ファンド0.0938%程度
QQQ(NASDAQ100)SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックス・ファンド0.2388%以内
VYM(高配当株)SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド0.1238%程度
VIG(増配株)SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド0.1138%程度
SCHD(高配当+財務健全性)SBI・S・米国高配当株式ファンド0.1227%程度

今回提示したファンドはそれぞれ米国ETFを通じて投資しているものです。そのため、ETFに近い運用をしたいけど、直接ETFを買うのが難しい人にとって、とっても参考になるはずです!
また、これらのファンドよりも低コストで同じ指数に連動した投資信託はあるので調べてみると良いです😆

まとめ

ウェルスナビのポートフォリオを再現するなら、VTIの代替として「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」がおすすめです。信託報酬が低く、VTIに実質的に投資しているため、コストを抑えながら米国市場全体に分散投資できます。

さらに、コスト重視派には「eMAXIS Slim 全米株式」も有力候補。ベンチマークは異なりますが、同様に米国株式市場の広範囲をカバーしており、運用効率の高い選択肢です。

そして、オリジナリティを出したい方には「VOO」や「QQQ」などのETF連動型投資信託を活用するのもおすすめ。自分の投資スタイルに合わせて、構成をカスタマイズすることで、より納得感のあるポートフォリオが作れます。

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