今回も、ウェルスナビのETFに対応する投資信託があるか検索していきます!!
目次
ウェルスナビの構成銘柄をチェック!
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| 分類 | ETF | ベンチマーク |
|---|---|---|
| 米国株 | VTI(全米株式ETF) 【信託報酬】約0.03% | CRSP US Total Stock Market TR |
| 日欧株 | VEA(米国を除いた先進国株式ETF) 【信託報酬】約0.05% | FTSE Developed All Cap Ex US Net Tax (US RIC) TR |
| 新興国株 | VWO(新興国株式ETF) 【信託報酬】約0.08% | FTSE EM All Cap China A Inc NT (US RIC) TR |
| 債券 | AGG(米国総合債券ETF) 【信託報酬】0.03% | Bloomberg U.S. Aggregate Bond TR |
| 金 | IAU(金ETF) 【信託報酬】0.25% | LBMA金価格 |
| 不動産 | IYR(米国不動産ETF) 【信託報酬】0.41% | Dow Jones US Real Estate Capped TR IX |
| 信託報酬:約 0.071% |
VEAは何に投資しているの?
VEAは「Vanguard FTSE Developed Markets ETF」というETFで、米国を除いた先進国の株式に投資しています🌍✨
VEA(米国を除いた先進国株式ETF)の代替候補
VEAの特徴
- 対象地域:ヨーロッパ、日本、カナダ、オーストラリアなどの先進国(米国は除く)
- 連動指数:FTSE Developed All Cap ex US Index
- 構成銘柄:Nestlé、Toyotaなどの大企業が含まれてる
- 経費率:年0.05%と超低コスト
- 分配金利回り:約2.6%(2025年時点)
メリット
- 米国株に偏ったポートフォリオのリスクを分散できる
- 多様な業界と地域に投資できる
- 長期投資に向いてる低コスト設計
| たわらノーロード 先進国株式 | eMAXIS Slim 先進国株式(含む日本) | SBI・先進国株式インデックス・ファンド | SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンド | |
|---|---|---|---|---|
| 信託報酬 | 0.09889%以内 | 0.09889%以内 | 0.0982%程度 | 0.0938%程度 |
| 純資産 | 989,443百万円 | 4,769百万円 | 36,886百万円 | 3,703百万円 |
| 買付手数料 | なし | なし | なし | なし |
| 設定日 | 2015/12/18 | 2024/10/25 | 2018/01/12 | 2023/06/08 |
| ベンチマーク | MSCIコクサイ・インデックス | MSCIワールド・インデックス | ダウジョーンズ U.S.ブロード・ストック・マーケット・インデックス70% S&Pディベロップド(除く米国)・ブロード・マーケット・インデックス30% | FTSE 先進国オールキャップ(除く米国)インデックス |
| NISA(積立) | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
| NISA(成長) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| SBI証券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 松井証券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2025年10月現在
VEAに近い投資信託は?
米国を除いた先進国株式に投資するETF「VEA」に近い国内投資信託といえば、 SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンドです!
このファンドはFTSE Developed All Cap ex US Indexをベンチマークとしていて、実質的にVEAに投資しています。 設定からまだ日が浅く、純資産が少ない点はやや不安ですが、SBI・Vシリーズは人気が高く、今後の成長が期待できそうです😁
他のファンドとの違い
注意したいのは、他の「先進国株式インデックスファンド」の多くが米国株を約70%含んでいること。 そのため、VEAのように米国を除いた投資をしたい場合は、SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンドのような除外型ファンドを選ぶ必要があります。
| 分類 | ウェルスナビETF | 投資信託(NISA対応) |
|---|---|---|
| 米国株 | VTI(全米株式ETF) | SBI・V・全米株式インデックス・ファンド |
| 日欧株 | VEA(米国を除いた先進国株式ETF) | SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンド |
| 新興国株 | VWO(新興国株式ETF) | |
| 債券 | AGG(米国総合債券ETF) | |
| 金 | IAU(金ETF) | |
| 不動産 | IYR(米国不動産ETF) |
米国株と先進国株の次は新興国株ね
VWOってどんなETFなの?
VWOは「Vanguard FTSE Emerging Markets ETF」というETFで、世界の新興国に広く投資しています🌏✨
VWO(新興国株式ETF)の代替候補
VWOの特徴
- 対象地域:中国、インド、ブラジル、台湾、南アフリカなど、20以上の新興国
- 構成銘柄数:約5,000社以上に分散投資
- 連動指数:FTSE EM All Cap China A Inc NT (US RIC) TR
- 経費率:0.08%と低コスト
- 分配利回り:約1.77%(2025年時点)
メリットと注意点
- メリット:新興国の成長ポテンシャルに乗れる!
- 注意点:価格変動が大きく、政治や為替のリスクもある
| SBI・V・新興国株式インデックス・ファンド | 楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO) | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | SBI・新興国株式インデックス・ファンド | |
|---|---|---|---|---|
| 信託報酬 | 0.1338%程度 | 0.202%程度 | 0.1518%以内 | 0.136%程度 |
| 純資産 | 2,017百万円 | 5,801百万円 | 266,400百万円 | 44,472百万円 |
| 買付手数料 | なし | なし | なし | なし |
| 設定日 | 2023/06/08 | 2017/11/17 | 2017/07/31 | 2017/12/06 |
| ベンチマーク | FTSEエマージングマーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)インデックス | FTSEエマージングマーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)インデックス | MSCIエマージング・マーケット・インデックス | FTSE エマージング・インデックス |
| NISA(積立) | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 |
| NISA(成長) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| SBI証券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 松井証券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2025年10月現在
VWOに近い投資信託は?
VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)に近い国内投資信託といえば、
- SBI・V・新興国株式インデックス・ファンド
- 楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO)
この2本が有力です! 特に信託報酬の低さではSBI・Vファンドに軍配が上がります。コスト重視派にはうれしい選択肢ですね✨
どちらのファンドもNISAの成長投資枠で投資可能な商品です。積立投資枠を活用したい場合は、
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- SBI・新興国株式インデックス・ファンド
こちらの2本でも良いかと思います!
ベンチマークの違いを比較!
新興国株式ファンドのベンチマークには、いくつか種類があります。代表的な3つを比較してみましょう!
| 指数名 | 銘柄数 | 小型株 | 中国A株 | 韓国含む? | カバー率 |
|---|---|---|---|---|---|
| MSCIエマージング・マーケット | 約1,437銘柄 | ❌ | ✅ 一部含む | ✅ | 約85% |
| FTSEエマージング・インデックス | 約2,158銘柄 | ❌ | ❌ | ❌ | 約85% |
| FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(中国A株含む) | 約4,590銘柄 | ✅ | ✅ 含む | ❌ | 約99% |
- MSCIは韓国を新興国として含むのに対し、FTSEは韓国を先進国扱いで除外してる。
- FTSE All Capは小型株まで含むので、より広範囲な分散投資が可能!
- 中国A株の扱いもインデックスによって違う。
中国A株とは?中国本土の証券取引所(上海・深セン)に上場している株式のことを指し、中国国内の投資家向けに発行されてるもの
| 分類 | ウェルスナビETF | 投資信託(NISA対応) |
|---|---|---|
| 米国株 | VTI(全米株式ETF) | SBI・V・全米株式インデックス・ファンド |
| 日欧株 | VEA(米国を除いた先進国株式ETF) | SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンド |
| 新興国株 | VWO(新興国株式ETF) | SBI・V・新興国株式インデックス・ファンド |
| 債券 | AGG(米国総合債券ETF) | |
| 金 | IAU(金ETF) | |
| 不動産 | IYR(米国不動産ETF) |
株式ETFの代替候補としては、すべてSBI・Vシリーズが選ばれています。というのも、これらはそれぞれVTI、VEA、VWOに投資しているため、最も近い成績を期待できるのは当然と言えるでしょう。コストを重視したり、純資産規模の大きさで選ぶのも良い選択です。
米国株+先進国株+新興国株=全世界株式という選択肢
ここで全世界株式ETFついて解説します!
全世界株式ETFがあるなら最初からそれで良くない?
それも一つの戦略!全世界株式ETFがどんな構成になっているか確認しましょう
VTは「Vanguard Total World Stock ETF」というETFで、世界中の株式にまるっと投資できるものです。
VTの特徴
- 投資対象:先進国+新興国、約47か国の株式
- 構成銘柄数:約9,000社以上!超広範囲
- 連動指数:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
- 経費率:0.07%と超低コスト
- 分配利回り:約1.5%前後
組み入れ上位銘柄(例)
- Apple、Microsoft、Amazon、Alphabet(Google)、Teslaなどの米国株が中心
- 米国が約60%、先進国が約30%、新興国が約10%で構成
メリット
- これ1本で世界中に分散投資できる
- 長期投資にぴったりな低コスト設計
- 米国株の比率が高めなので、成長性も期待できる
構成銘柄は年2回見直され、自動で中身が入れ替わるので、手間いらずでとっても楽です。現在は米国株の割合が約60%と非常に高いですが、将来も同じとは限りません。世界全体の経済成長に乗るなら、全世界株式ETFを選ぶのも良いですね。
ちなみに、VTの構成はウェルスナビのリスク3(米国株61.4%、先進国株27.4%、新興国株11.2%)~リスク5(米国株50.6%、先進国株39.9%、新興国株9.5%)に近い内容でした!
VT(全世界株式ETF)の代替候補
| SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド | SBI・全世界株式インデックス・ファンド | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス 全世界株式 | |
|---|---|---|---|---|
| 信託報酬 | 0.1238%程度 | 0.1022%程度 | 0.05775%以内 | 0.05775% |
| 純資産 | 62,447百万円 | 313,172百万円 | 7,880,824百万円 | 7,950百万円 |
| 買付手数料 | なし | なし | なし | なし |
| 設定日 | 2022/01/31 | 2017/12/06 | 2018/10/31 | 2023/04/26 |
| ベンチマーク | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス | FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
| NISA(積立) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| NISA(成長) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| SBI証券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 松井証券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ベンチマークの違いを比較!
| 比較項目 | FTSE Global All Cap Index | MSCI ACWI |
|---|---|---|
| 運営会社 | FTSE Russell | MSCI(モルガン・スタンレー) |
| 対象国 | 先進国+新興国(約47か国) | 先進国+新興国(約47か国) |
| 銘柄数 | 約9,000社(大型・中型・小型株) | 約2,900社(大型・中型株) |
| 小型株の扱い | 含まれる | 含まれない |
| 日本の分類 | 先進国 | 先進国 |
| リバランス頻度 | 年2回 | 年4回 |
- FTSE Global All Capは小型株も含むので、より幅広い分散ができる。
- MSCI ACWIは小型株を含まない分、構成銘柄が少なくてシンプル。
- パフォーマンスは似ているが、小型株の影響でFTSEのほうがややボラティリティが高くなることもある。
実質的にVTに投資している「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」を選択するか、コストや純資産額の大きさから「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を選択するかの2択になるかと思います。
まとめ
米国を除いた先進国株式に投資するなら、「SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンド」が有力な選択肢です。
また、新興国株式ETF「VWO」の代替としては、「SBI・V・新興国株式インデックス・ファンド」が挙げられます。
さらに、全世界株式ETFを採用することで、世界経済の成長の恩恵を自動的に受けられる構造になります。
目的に応じて、ファンドを組み合わせたり、全世界株式ファンドでまとめたりすることで、自分だけのポートフォリオを柔軟に構築できるのが魅力です。