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ロボアドを比較|SBI証券・松井証券・ウェルスナビのリスク&リターンと構成銘柄

2025年10月11日

ほっし
ほっし

SBI証券、松井証券、ウェルスナビをリスク許容度別に比較してみました!

リスク判定

各社ともリスクは5段階に分類されているので、そのレベルごとに比べてみます😁

判定
SBI証券堅実派やや堅実派標準やや積極派積極派
松井証券安定型やや安定型バランス型やや積極型積極型
ウェルスナビリスク許容度1リスク許容度2リスク許容度3リスク許容度4リスク許容度5

リスク&リターン&ポートフォリオ比較

リスク許容度曲線

全体的にSBI証券<松井証券<ウェルスナビの順にリスクが大きいですね🤔
SBI証券は他2社より一段低い構造になっています。

判定クラス別に比較してみましょう

クラス1

SBI証券松井証券ウェルスナビ
推計リスク5.5%7.0%7.9%
期待リターン3.6%4.2%4.6%
1SD(68%)範囲-1.9~9.1%-2.8~11.2%-3.3~12.5%
2SD(95%)範囲-7.4~14.6%-9.8~18.2%-11.2~20.4%

もっともリスクが抑えられているクラス1でも、リターンは3%以上を記録しており、インフレ対策として十分に期待できる水準です!

クラス2

SBI証券松井証券ウェルスナビ
推計リスク7.3%8.9%10.3%
期待リターン4.7%5.4%5.3%
1SD(68%)範囲-2.6~12.0%-3.5~14.3%-5.0~15.6%
2SD(95%)範囲-9.9~19.3%-12.4~23.2%-15.3~25.9%

クラス2では、リターンが5%前後とクラス1よりも高め。インフレ対策だけでなく、多少のリスクを取ってでも資産形成を目指したい方には、ちょうど良いバランスです!

クラス3

SBI証券松井証券ウェルスナビ
推計リスク9.2%10.9%14.2%
期待リターン5.2%6.4%6.2%
1SD(68%)範囲-4.0~14.4%-4.5~17.3%-8.0~20.4%
2SD(95%)範囲-13.2~23.6%-15.4~28.2%-22.2~34.6%

各社の標準的なクラスにあたるのがこのレベル。ウェルスナビは株式比率が高めで、やや攻めの姿勢。一方、SBI証券は依然として債券中心の構成で、どことなく以前紹介したレイ・ダリオ氏の「オールシーズンズ・ポートフォリオ」に近い印象を受けます。

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クラス4

SBI証券松井証券ウェルスナビ
推計リスク11.2%12.9%16.3%
期待リターン6.2%7.2%6.8%
1SD(68%)範囲-5.0~17.4%-5.7~20.1%-9.5~23.1%
2SD(95%)範囲-16.2~28.6%-18.6~33.0%-25.8~39.4%

このクラスでは、松井証券がリスクを抑えつつも高い期待リターンを実現しており、円グラフの構成も見ていて心地よさを感じます。一方、ウェルスナビはさらに攻めの姿勢を強めており、米国株への比重が高いポートフォリオ構成です。米国市場が崩れるような事態が起きれば…と、少し心配になる領域でもあります。

クラス5

SBI証券松井証券ウェルスナビ
推計リスク13.1%14.9%16.7%
期待リターン7.3%8.3%6.9%
1SD(68%)範囲-5.8~20.4%-6.6~23.2%-9.8~23.5%
2SD(95%)範囲-18.9~33.5%-21.5~38.1%-26.5~40.1%

各社とも特徴的な資産配分になっています。SBI証券は、国内外の株式・債券・リートをほぼ三等分に分けたバランス型。一方、松井証券は株式を中心にしつつも、債券や金などを組み合わせた王道の分散ポートフォリオを構築しています。そしてウェルスナビは、まるで株式100%かと思うほどの構成で、債券・リート・金はほんのわずか。長期的に世界経済の成長を前提とするならば、この構成も理にかなっているのかもしれませんが…やっぱりちょっと怖さもありますねぇ。

銘柄と信託報酬

SBI証券松井証券ウェルスナビ
国内株式ステート・ストリートTOPIXインデックス・オープンeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
国際株式SMT iPlus全世界株式eMAXIS Slim先進国株式インデックス(除く日本)
eMAXIS Slim新興国株式インデックス
VTI(全米株式ETF)
VEA(米国を除いた先進国株式ETF)
VWO(新興国株式ETF)
国内債券SBI日本国債(分配)ファンド(年4回決算型)eMAXIS Slim国内債券インデックス
国際債券SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンドeMAXIS Slim先進国債券インデックス(除く日本)
iFree 新興国債券インデックス
AGG(米国総合債券ETF)
国内REITSBI・J-REIT(分配)ファンド(年4回決算型)eMAXIS Slim国内リートインデックス
国際REITSmart-i 先進国リートインデックスeMAXIS Slim先進国リートインデックス(除く日本)IYR(米国不動産ETF)
コモディティiシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)IAU(金ETF)
手数料約0.0907%約0.1422%約0.071%+運用手数料1%

2025年10月現在

表をご覧いただくと、SBI証券はファンドの純資産額よりもコストを重視していることがわかります。一方、松井証券では、純資産額が大きく、信託報酬の低さでも定評のある「eMAXIS Slim」シリーズを中心に構成されています。ウェルスナビは米国株式の比率が高く、ポートフォリオ全体としてやや偏りがある印象です。

各社のリスク許容度別ポートフォリオ配分については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください!

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まとめ

各社のロボアドサービスは、リスク許容度・資産配分・コスト構成など、それぞれに個性と魅力が光っています
SBI証券は銘柄の豊富さで自由度が高く、松井証券は自動リバランス機能で長期運用に強みを発揮。そしてウェルスナビは、完全お任せスタイルで投資初心者にも安心感を提供してくれます。
どれが正解かは人それぞれですが、自分の投資スタイルや目的に合ったサービスを選ぶことが、資産形成の第一歩。
今回の比較が、あなたの選択のヒントになればうれしいです!

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