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代表的な投資戦略10選|初心者向け資産配分の考え方

2025年9月29日

こんにちは!

前回は、現代ポートフォリオ理論をもとに「リターン」と「リスク」について学びました。

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現代ポートフォリオ理論で学ぶリターンとリスク

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人は予想外のことが起きると、なかなか冷静ではいられないものです。
だからこそ、どれくらい損する可能性があるかを知っておくことで、安心して投資を続けられるようになるはずです。

ところで、もうオリジナルポートフォリオ、作ってみましたか?
実際にあれこれ考えるだけでもワクワクしますよね😁
新しい疑問やアイデアが出てきて、「どんな運用方法がいいかな?」って探している頃かもしれません。

そこで今回は、オリジナルポートフォリオを組むときの参考になりそうな、代表的な投資戦略についてご紹介します!

代表的なポートフォリオ・運用方法10選

これから紹介するポートフォリオは以下の方法で再現できる可能性が高いです。

  • 個別株と債券を組み合わせる:自分で銘柄を選ぶ楽しさがあるし、こだわりのポートフォリオが作れる!
  • バランス型投資信託を選ぶ:あらかじめ株式と債券が組み合わさっていて、自動でバランスを整えてくれるので手軽に分散投資ができる。
  • 投資信託やETFを組み合わせて、自分だけのバランスファンドを作る:全世界株式インデックス60%+先進国債券インデックス40%など

伝統的な「60:40ポートフォリオ」

  • 株で成長を狙い、債券で安定性を確保する王道バランス型

見た目がシンプル「50:50 ポートフォリオ」

  • リスクとリターンのバランスをより安定的に保ちたい人向け
  • 特に市場の変動に敏感な人や、安定志向の投資家に人気

年齢=債券比率ルール

  • 自分の年齢を債券比率にするシンプルな方法(例:20歳なら株80%・債券20%)
  • 若い人は、時間がたっぷりあるから、多少の損があっても取り戻せるチャンスが多い!
  • 年齢が上がると、資産を守ることが大事になってくるので、リスクの少ない債券の割合を増やす。

株式100%ポートフォリオ(若年層向け)

  • 株式に全額投資
  • 若年層向き
  • 暴落時の精神的負担は大きいが、高いリターンが期待できる合理的選択肢!
  • 高配当株重視でも良し
  • 日本のバブル崩壊後の低迷と同様の状況が生まれる可能性も…

世界経済は発展し続ける!でも米国一筋は怖いから世界に分散⇒「全世界株式(オールカントリー)」全力投球!
やっぱり経済の中心は米国!有名企業に分散⇒「S&P500」「NASDAQ100」に任せておけ!

4資産均等型ポートフォリオ

  • GPIF(日本の年金基金):日本の公的年金を支える世界最大級の年金基金
  • パーマネントポートフォリオ(ハリー・ブラウン)

その他の均等型ポートフォリオ

  • 株式(国内、先進国、新興国)、債券(国内、先進国、新興国)、リート(国内・先進国)を8等分など

近年注目されてる?「50:30:20 ポートフォリオ」

背景要因

  • 株式と債券の同時下落:2022年には、株式も債券も同時に値下がりするという珍しい状況が発生。これまで頼りにしていた逆相関が崩れたため。
  • インフレや金利上昇の影響:インフレが急激に進んだことで、債券の価格が下落。これがポートフォリオ全体の安定性を揺るがす要因に。
  • 金の役割:金は株式や債券と異なる値動きをしやすい資産で、インフレ時や市場の混乱時に強さを発揮することが多い。リスクの分散効果が高まり、ポートフォリオの安定性が向上する効果を狙う。

オール・シーズンズ戦略

  • 世界的投資家レイ・ダリオが提唱
  • 株式30%、長期国債40%、中期国債15%、金7.5%、コモディティ7.5%
  • 〇〇ショックでも下落幅が他よりも小さい。堅実に増やしたい人向け。
資産クラス比率代表的なETF
株式30%VTI(全米株式)
VT(全世界株式)
長期国債40%TLT(米国長期国債)
中期国債15%IEF(米国中期国債)
7.5%GLD(SPDRゴールド)
IAU(iシェアーズ・ゴールド)
コモディティ7.5%DBC(商品全般)
GSG(商品インデックス)

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セクター分散型ポートフォリオ

  • 景気の流れ(景気循環)に合わせて複数の業種に分散投資する戦略
景気局面強いセクター特徴
回復期金融・テクノロジー金利上昇で金融が好調
新技術への期待も高まる
好況期資本財・消費財企業活動が活発になり、設備投資や消費が増える
後退期エネルギー・素材インフレに強く、価格上昇で利益が出やすい
不況期生活必需品・ヘルスケア・公益事業景気に左右されにくい“守りのセクター”が活躍

コア・サテライト戦略

  • コア(70〜80%):インデックスファンドやETFで世界株式や債券に分散
  • サテライト(20〜30%):個別株やテーマ型ファンドなどでチャレンジ

👉 例:
コア → 全世界株式インデックスファンド
サテライト → 米国ハイテク株ETF、AIや脱炭素テーマファンド

証券会社の「リスク許容度診断」とロボアドバイザーも参考に

最近では、証券会社が「リスク許容度診断ツール」を提供しています。
質問に答えるだけで、自分に合った資産配分を自動で提案してくれる仕組みです。

さらに便利なのが運用一任型のロボアドバイザー

代表例:WealthNavi、THEO、楽ラップなど

メリット:世界中に分散投資でき、自動でリバランスしてくれる

デメリット:手数料(年率1%前後)が高い

ロボアドバイザーについては別の記事でご紹介します!

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まとめ:自分に合ったポートフォリオを選ぼう

投資戦略には王道もあれば、個性派もあります。 でも大切なのは、「どれが正解か」ではなく、あなたの目的・性格・ライフスタイルに合っているかどうか

今回紹介した10の戦略は、どれも分散投資の考え方に基づいていて、初心者でも安心して取り組めるものばかりです。 まずは気になるスタイルをひとつ選んで、少額から試してみるのもおすすめ!

投資は、未来の自分へのプレゼント。 焦らず、楽しみながら、自分だけのポートフォリオを育てていきましょう🌱✨

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