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物価が上がって生活が大変…💸
最近、あらゆる商品の値段がどんどん上がっていますよね。
一方で、給料はほんのわずか。しかも社会保険料は年々高くなっていて…。結果、手取りは減るばかりです。
節約にも限界がある中で、「だからこそ投資をしましょう」と言われても、なかなかピンとこない方も多いのではないでしょうか。
特に、バブル崩壊後の“物価がほとんど変わらなかった時代”に育った世代にとっては、「物価が上がり続ける」という感覚がイメージしづらいかもしれません。
でも、物価の仕組みを知ることで、投資の必要性に納得できるようになるかもしれません。 今回は、耳にしたことはあるけど意外と知らない『インフレ』と『デフレ』について、わかりやすく解説していきます。
ではまず、「そもそも物価ってどうして変動するの?」という疑問に答えるために、基本となる『デフレ』について見ていきましょう。
デフレってなに?
デフレ(デフレーション)とは、物の値段が下がり続けることです⤵️
たとえば、去年100円だったジュースが、今年は90円になっているような感じです。
デフレの流れ
- 物の値段が下がる
- 「もっと安くなるかも」と思って、みんな買い物を控える
- お店の売上が減る → 給料や仕事が減る
- 経済が元気をなくす → 景気が悪くなる
この悪い流れを「デフレスパイラル」といいます。
日本はかつて長い間この状態が続いていましたが、現在はインフレ傾向にあります。
デフレの良いところ・悪いところ
立ち場 | 良いところ | 悪いところ |
消費者 | 物が安く買える | 買い控えで経済が止まる |
企業 | コストを減らせる | 売り上げが減って給料や仕事が減る |
社会全体 | 一部の人は生活が楽になる | 景気が悪くなって不安が広がる |
デフレが続くとどうなるのか
一見「物が安くなる=ラッキー!」と思うかもしれませんが、実は…
- お店や会社が儲からない
- 給料が上がらない
- 買い物が減る
- さらに物の値段が下がる
という悪いサイクルが続いてしまいます。
このままだと、企業の設備投資が減ることなどで経済成長を抑制し、身近なところでは仕事が減ったり、失業する人が増えたりするのです。
デフレを止めるために誰が何をするのか?
日本銀行が、いろいろな対策をしています。
- 金利を下げて、お金を借りやすくする
- お金の量を増やして、買い物や投資をしやすくする
- 物価が毎年2%くらい上がるように目指す(インフレ)
この「インフレ率2%」という目標は、日本だけではなく、多くの先進国が採用している基準です。
次回は『インフレ』を解説したいと思います。
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